６月２５日（火）と２８日（金）の２日間、独立行政法人国際協力機構北海道センター（札幌）【ＪＩＣＡ北海道（札幌）】と一般財団法人日本国際協力センター北海道支所【ＪＩＣＥ北海道】からの受入要請を受けてアフリカ（ブルキナファソ、ギニア、ギニアビザウ、セネガル、モーリタニア）の５か国から６名の研修生が来町されました。
６名の研修生は、それぞれ国の中央政府や地方政府で灌漑管理を担当されている行政官で、国をけん引するリーダ的存在の官僚として、当土地改良区の概要を始め、土地改良施設の状況や維持管理の方法などについて区職員と意見交換を行いました。（※土地改良区関係では、本年度、道内で当土地改良区を始め岩見沢市、石狩管内当別町の３土地改良区がＪＩＣＡ研修生を受け入れています）
２５日（１日目）午前は、町総合ケアセンターゆくりで細川理事長から歓迎の挨拶を行い、引き続き、尾谷参事から当土地改良区の概要や組織体制、維持管理や区の活動状況などについて説明を行いました。
午後から厚真ダムに移動し、松並工務課長からダムの概要や直轄災害復旧工事の状況について現地で説明を行いました。
また、土地改良施設の現地研修として、美里頭首工に移動し、用水組合の代表も兼ねている細川理事長から施設の概要や地元での維持管理の方法、魚道の設置などについて説明を行い、土地改良区事務所前で集合写真を撮って１日目の研修を終えました。
２８日（２日目）午前は、ＪＡの大型穀類乾燥調製貯蔵施設（胆東米ステーション）の現地研修を行い、農協職員からＪＡの組織や施設の概要、また、組合員から農協への流通の仕組みなどについて説明を受けました。
また、午後からはため池の軽舞第１ダムと軽舞第２ダムに移動し、地元農家が施設の維持管理をしている状況について、河村副理事長からそれぞれのダムを造った経緯や必要性、集落での管理状況などについて説明を行い、研修生からは「国に持ち帰って参考にしたい」などの意見が出されていました。
当土地改良区では、今年で受入３年目となりますが、今後も必要に応じて、諸外国の状況なども参考にしながら、区の運営や基盤強化を図って参ります。
なお、来月１０日には、札幌市内で研修員６名による北海道での１か月の研修結果を発表するアクションプラン発表会に職員も参加する予定です。
【厚真町土地改良区 総務課・工務課】