令和5年度北海道中山間ふるさと・水と土保全対策事業道央・道南ブロック現地研修会(北海道主催)が、8月29日(火)と30日(水)の2日間、全道各地から道ふるさと・水と土指導員や道職員など約35名が参加して、厚真町と洞爺湖町を会場に開催されました。
この研修は、人口減少や高齢化などにより、農村地域の衰退が深刻化する中、農村地域の維持・活性化に向けた視点と取組手法の入手などを目的に毎年、各ブロック持ち回りに開催されており、本年度は、胆振ブロックを会場として1日目は厚真町で、2日目は洞爺湖町で開催されました。
29日に厚真町で実施された現地視察では、胆振東部地震で大きな被害を受けた吉野地区で、「胆振東部地震からの復興について」当区の尾谷参事(北海道ふるさと・水と土指導員会幹事)からパネルや資料などにより現地説明を行いました。
その後、「胆振東部地震での体験について」当区理事で吉野地区代表の早坂信一氏から資料での説明や災害前後の位置状況などについて説明がありました。
説明の中で、早坂氏は「胆振東部地震による避難所生活の様子や就寝の際の注意点、また今後、どの地域でいつ災害が行るかわからない。普段の生活の中で、最低3日分の食料備蓄などの準備が大切です」。と体験談を話されました。
厚真町での現地視察終了後、指導員一行は、洞爺湖温泉へ向い、参加者全員による意見懇談会を実施し、地域での情報交換や親睦交流を深めました。
2日目、30日の現地視察では、洞爺湖町財田地区の現地視察を実施し、財田米の生産状況についてや財田自然体験ハウスで洞爺カルデラの成り立ち、財田米ブランド推進委員会の取り組みなどについて町職員やブランド推進委員会委員長などから概要説明を受け、最後に洞爺湖町長から歓迎のご挨拶をいただき、2日間の日程が終了しました。
来年度の本研修会は、後志管内ブロックで開催される予定です。
【厚真町土地改良区 総務課】