(上記写真:令和3年度に完成した、てしおがわ土地改良区新庁舎)

10月23日(木)から24日(金)にかけて、当区職員の資質向上と職員相互の情報交換、交流等を行う目的として、上川管内士別市の「てしおがわ土地改良区」に視察研修にお伺いし、現地視察を含め幹部職員の皆様と様々な意見交換を行ってきました。

(上記写真:てしおがわ土地改良区庁舎前での集合写真。てしおがわ土地改良区の榎本理事長(前列左から3人目)、阿部参事(前列左から2人目)、折田総務部長(後列右から1人目)、瀧見工務部長(後列左から3人目)、久光総務部次長(後列左から2人目)、奥山工務部事業第2課長(後列左から1人目)と当区職員ら)

てしおがわ土地改良区の榎本理事長は、理事長室で温かく歓迎をしていただき「ようこそ寒い中、お越しいただいた。今日は、当区の新庁舎を始め区の概要など様々な研修の準備をしているので、今後の業務運営に少しでも活かしていただければ」とご挨拶をいただきました。

(上記写真:区の運営状況などの説明を受ける当区職員ら)

庁舎内で行われた研修では、てしおがわ土地改良区の阿部参事から区の概要を始め、賦課金の状況や総代、役員の定数、事業の実施状況などご説明をいただき、中でも新規職員の採用状況が厳しいなどの説明がありました。

また、令和3年度にてしおがわ土地改良区事務所庁舎の新築工事が行われ、発注から建設に向けての一連の概要について総務部の折田部長や久光次長から説明を受けました。

庁舎内は全てWi-Fi環境が整備されており、職員の執務室を始め総代会が開催できる大会議室やプライベートに配慮した各小会議室、職員の共有休憩スペース、書類保管室、データ管理室など道内一の近代的な新庁舎であり、充実した業務環境に驚かされました。

(上記写真:職員の共有休憩スペース。主に昼食スペースのほかPCを持参して業務を行うことも可能)

現地研修では、平成21年度から令和3年度まで事業期間で整備された、国営農地再編整備事業上士別地区を視察し、受益面積が825ha、受益戸数が75戸で総事業費203億円、最大で6.8haに整形されたほ場などの現地説明を受けました。

(上記写真:てしおがわ土地改良区工務部の奥山事業第2課長から6.8haのほ場の状況説明を受ける当区職員ら)

続いて、平成27年度から令和21年度(予定)の事業期間で実施中の道営農業競争力強化農地整備事業中士別地区を視察し、受益面積が1,070haで総事業費が308億円の地区の現地説明を受けました。

この地区の計画では、標準区画を4haとし、用排水路の施設配置を変更して、長辺短辺のバランスの良い形状の区画整理を行っており、用排水路はパイプライン化して維持管理労力を低減しているそうで、当区職員からは、パイプラインによる維持管理の低減は理解できるが、ゴミなどの詰まりはないのか?万が一の場合、維持管理費用はどうなっているのか?などの意見が出されました。

(上記写真:農道の下に配置されている排水路の菅水路を視察する当区職員ら)

また、研修会終了後には、士別市内で当区職員とてしおがわ土地改良区幹部職員との意見交流会が行われ、冒頭挨拶の中で当区の尾谷参事は、「この度の研修に際し、榎本理事長を始め、阿部参事ほか幹部職員の皆様に快く受入れていただき感謝とお礼を申し上げたい。研修で得た成果を地元に戻り少しでも活かしていければと考えている。これからもお互いの交流を含めた情報共有をお願いします。」とお礼の挨拶がありました。

交流会では、それぞれの区における業務運営などについて様々な意見交換を行い、大変有意義な研修となりました。

 

 

【厚真町土地改良区 総務課/工務課】