本日、6月25日(水)、独立行政法人国際協力機構北海道センター(札幌)【JICA北海道(札幌)】と一般財団法人日本国際協力センター北海道支所【JICE北海道】からの受入要請を受けてアフリカ諸国(ベナン、ブルンジ、ブルキナファソ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、マダガスカル、マリ、セネガル、トーゴ)の9か国から13名の研修生が来町されました。
13名の研修生は、それぞれ国の中央政府や地方政府で灌漑管理を担当されている行政官や農家の代表などで、それぞれの国をけん引するリーダ的存在として当区の概要を始め、土地改良施設の状況や維持管理の方法などについて学ぶため来町され、職員と意見交換を行いました。(※土地改良区関係では、本年度、道内で当区を始め、北海土地改良区(岩見沢市)と篠津中央土地改良区(当別町)の3土地改良区がJICA研修生を受け入れています)
25日の午前は、町総合福祉センターで河村副理事長から歓迎の挨拶を行い、引き続き、尾谷参事から当区の概要や組織体制、運営状況、維持管理の方法などについて、研修生へ座学を行いました。
研修生からの質疑では、「賦課金の畑単価の考え方」や「賦課金の改正に伴う地元農家への説明方法」「員外理事の設置の考え方」「理事の選出方法」「未収賦課金の支払期限」「賦課金の徴収方法」など多くの質問が出され、尾谷参事から回答をさせていただきました。
午後からは、厚真ダムに移動し、松並工務課長からダムの概要や直轄災害復旧工事の状況について現地で説明を行い、研修生からの質疑では、「土地改良施設の維持管理など区の役割について」多く意見が出され、松並工務課長から下部組織と区の役割などについて回答をしました。
また、隣町の安平町土地改良区・阿部理事長を始め、鵡川土地改良区・中奥理事長も現地に駆け付け、ダムの復旧した状況について視察をされました。
次に、土地改良施設の現地研修として、美里頭首工に移動し、用水組合の代表も兼ねている当区の細川理事長から施設の概要や地元での維持管理の方法、魚道の設置などについて説明を行い、1日目の研修を終えました。
閉講式では、当区役員として参加した保田理事(兼会計担当理事)から、今日は、アフリカ諸国の各国々の方にお会い出来て、とてもうれしかった。また、お会いしましょう。と感想を述べられました。
当区では、今年で受入4年目となりますが、今後も必要に応じて、諸外国の状況なども参考にしながら、区の運営や基盤強化を図って参ります。
なお、今月30日(月)には、2日目の現地研修を行うため、再来町される予定です。
【厚真町土地改良区 総務課/工務課】