令和5年6月16日(金)と20日(火)の2日間、JICA北海道(札幌)からの受入要請を受けてアフリカからの各国々(ブルンジ、カメルーン、ギニア、セネガル)から7名の研修生が来町されました。

7名の研修生は、それぞれの国の行政や省庁などに勤務されており、国をけん引するリーダ的存在の立場の方々で、当土地改良区の概要を始め、土地改良施設の状況や維持管理の方法などについて区職員と意見交換を行いました。

16日(1日目)午前は、町総合福祉センターで細川理事長から歓迎の挨拶を行い、引き続き、尾谷参事から当土地改良区の概要や組織体制、維持管理の状況などについて説明を行い、午後から厚真ダムに移動し、松並工務課長からダムの概要や直轄災害復旧工事の状況について現地で説明を行いました。

また、土地改良施設の現地研修として、美里頭首工に移動し、用水組合の代表も兼ねている細川理事長から施設の概要や地元での維持管理の方法、魚道の設置などについて説明を行い、1日目の研修を終えました。

20日(2日目)午前は、JAの大型穀類乾燥調製貯蔵施設(胆東米ステーション)の現地研修を行い、農協職員からJAの組織や施設の概要、また、組合員から農協への流通の仕組みなどについて説明を受けました。

また、午後からはため池の軽舞第1ダムと軽舞第2ダムに移動し、地元農家が施設の維持管理をしている状況について、河村副理事長からそれぞれのダムを造った経緯や必要性、集落での管理状況などについて説明を行い、研修生からは「国に持ち帰って参考にしたい」などの意見が出されていました。

当土地改良区では、今年で受入2年目となりますが、今後も必要に応じて、諸外国の状況なども参考にしながら、区の運営や基盤強化を図って参ります。

 

 

【厚真町土地改良区 総務課・工務課】