12月14日、土地改良区職員等技術講習会が町総合福祉センターで実施されました。
今回、初めて実施された技術講習会には、当区の山田理事長を始め、職員、出向・嘱託職員など13名が参加し、北海道開発局室蘭開発建設部胆振農業事務所・小野尚二所長を講師としてお招きして、一昨年に発災した北海道胆振東部地震により被災を受けた「勇払東部地区の農業施設被災状況とその復旧」と題して、職員の技術向上を図る目的で実施されました。
講習の中で小野所長は、北海道胆振東部地震の際、大規模な斜面崩落のメカニズムや直轄災害復旧事業として現在も復旧工事が進められている厚真ダムや厚幌導水路の被災状況に触れ、その復旧工法や泥炭性軟弱地盤における工法、また、基礎材などの検討についてパワーポイントにより解説と詳しい説明がありました。
参加した職員からは、厚幌導水路として地震前に使用していたFRPM管と今回泥炭性軟弱地盤によりS形ダクタイル鉄管を使用することでの経済比較や大規模な災害にもかかわらず厚真ダム本体についての機能性、また、直轄災害復旧工事の現在までの進捗状況などについて質問が出され、大変有意義な技術講習となりました。
【厚真町土地改良区 総務課・工務課】